人気ブログランキング | 話題のタグを見る

固定された記事
「ファーガソン年代記 リプレイ第1回」

ゲームマスター(以下GM):

これより、「テーブルトークRPG ファーガソン年代記」の第一回セッションをはじめます。


時は、神聖暦803年7の月。

君たちは東ルティア地方の「チェンツーの村」からの帰路にあった。

遠くにファルムの町が見える。ここからは後、徒歩で二の刻くらいだろう。

今君たちは、街と街の間の野営地にいます。



詩人タリエ:ラドニスとゼルの故郷があるファルムまでは、後少し。ここで、昼食を食べていこうか。

魔法戦士ラドニス:そうですね。この辺りに行商人が居ないか探してみよう。

召喚士ゼル:そうですね。


GM:うら若い女性が行商をしているよ。


ななこさん:どうも、ツルガ・ドラック所属のななこです。お昼にパンはいかがですか?

ラドニス:「丸ごとソーセージ」を下さい。

ななこさん:銅貨一枚=100ニルよ。

ゼル:「大きなハム&タマゴ」はありますか?

ななこさん:こちらは銅貨二枚=200ニルね。

タリエ:3名に、各一つずつください。

ななこさん:はい、どうぞ。


ラドニス:美味しいねぇ。


GM:突然、通りすがりのゴロつきがゼルに絡んできた。

「ようよう、おねぇちゃん、うまそうなもの食ってるな」


ゼル:きゃ、助けてラドニスさん。

ラドニス:何をするんだ。やめてくれよ。

ごろつき:なんだ、やろうってえのか!


タリエ:僕にも一言いわせてください。

    「あの、この戦いの有り様を、今度酒場で吟じてもよろしいでしょうか」


一同:大爆笑


タリエ:どうぞ、戦いを始めてください。僕はそばで見てますから。



GM:一行はごろつきどもを蹴散らし、あたりには平和が戻った。

   めでたし、めでたし。


# by youyou-sha | 2023-07-23 11:35 | ファーガソン年代記  | Comments(0)

「ファーガソン年代記 リプレイ第2回」

ゲームマスター(以下GM):君たちは今、ファルムの町に着いたところだ。どうしようか。

ラドニス:早速、剣術の師である「ブラウン先生」の元を訪ねてみます。
ゼル:それがいいですね。

GM:君たちは、ブラウン先生とその妻フィムの屋敷に向かった。
ブラウン:おお、ラドニスか。見違えるほどたくましくなったな。
     この1ヶ月の旅の成果か。
ラドニス:自分を鍛え続けた旅でした。
フィム:まぁ、ゼルさんもすっかり日焼けして。

ブラウン:これから、ラドニスはどうするのか?
     すぐに実家の王都ララバルには帰らずに、しばらくこの屋敷に滞在していったらどうだろうか。
ラドニス:……すこし考えさせて下さい。
     ちょっと、武器と道具の店「でもの屋」に魔法の小剣の鑑定に行って参ります。
フィム:なら、ゼルさん。ライ麦パンも買ってきてくださいな。はい、銅貨5枚=500ニルよ。
ゼル:確かに。


GM:君たちは「でもの屋」に着いた。中でリーエ婦人が、掃除をしている。
リーエ婦人:おや、ラドニスかい。最近とんと見かけないものだから、おっ死んだと思ったよ。
ラドニス:ちょっと、旅に出ていたんです。
ゼル:ライ麦パンを三つ下さい。
リーエ婦人:はいよ、銅貨3枚=300ニルね。
ゼル:ありがとう。
ラドニス:……この剣なのです。買い取ってもらうなら、幾らですか。
リーエ婦人:Lv20の風刃の魔法が込めてあるから、
      20(Lv20の魔法)×1000ニル(小剣の基本価格)×10倍で、剣の価値は20万ニルだよ。
      買い取るなら半額の10万ニルを支払おう。
詩人タリエ:意外と安いな。
リーエ婦人:売ってみるかね。
ラドニス:やめておきます。
リーエ婦人:魔法の威力を試してみよう。そこへ立っておくれ。
      風刃の魔法をかけるから(爆笑)
ラドニス:勘弁してください。
リーエ婦人:じゃあさっきのライ麦パンをそこに置いておくれ。
      風刃の魔法で切り刻んであげよう。
ゼル:勘弁してください。

GM:そんな会話をしてから、三人は「でもの屋」を後にしたのだった。

(続く)


# by youyou-sha | 2023-08-05 14:37 | ファーガソン年代記  | Comments(0)

「ファーガソン年代記 リプレイ第1回」

ゲームマスター(以下GM):

これより、「テーブルトークRPG ファーガソン年代記」の第一回セッションをはじめます。


時は、神聖暦803年7の月。

君たちは東ルティア地方の「チェンツーの村」からの帰路にあった。

遠くにファルムの町が見える。ここからは後、徒歩で二の刻くらいだろう。

今君たちは、街と街の間の野営地にいます。



詩人タリエ:ラドニスとゼルの故郷があるファルムまでは、後少し。ここで、昼食を食べていこうか。

魔法戦士ラドニス:そうですね。この辺りに行商人が居ないか探してみよう。

召喚士ゼル:そうですね。


GM:うら若い女性が行商をしているよ。


ななこさん:どうも、ツルガ・ドラック所属のななこです。お昼にパンはいかがですか?

ラドニス:「丸ごとソーセージ」を下さい。

ななこさん:銅貨一枚=100ニルよ。

ゼル:「大きなハム&タマゴ」はありますか?

ななこさん:こちらは銅貨二枚=200ニルね。

タリエ:3名に、各一つずつください。

ななこさん:はい、どうぞ。


ラドニス:美味しいねぇ。


GM:突然、通りすがりのゴロつきがゼルに絡んできた。

「ようよう、おねぇちゃん、うまそうなもの食ってるな」


ゼル:きゃ、助けてラドニスさん。

ラドニス:何をするんだ。やめてくれよ。

ごろつき:なんだ、やろうってえのか!


タリエ:僕にも一言いわせてください。

    「あの、この戦いの有り様を、今度酒場で吟じてもよろしいでしょうか」


一同:大爆笑


タリエ:どうぞ、戦いを始めてください。僕はそばで見てますから。



GM:一行はごろつきどもを蹴散らし、あたりには平和が戻った。

   めでたし、めでたし。


# by youyou-sha | 2023-07-23 11:35 | ファーガソン年代記  | Comments(0)

遊勇舎の公式リプレイ・ブログです。


by 雨音多一